「羽ノ浦図書館や那賀川図書館は、これからどうなるの?」——よくいただくご質問に、阿南市が公表している資料や市議会での答弁をもとに、できるだけやさしくお答えします。
(2026年9月作成。その後に変わったことは、更新情報でお知らせします)
📋 ご質問の一覧
Q1. 羽ノ浦図書館・那賀川図書館は、なくなるのですか?
まだ決まっていません。
阿南市の「図書のまち阿南」構想(2026年3月)では、阿南中央図書館(仮称)ができた後、羽ノ浦・那賀川両図書館はそれぞれ「読書テラス」という形に移る方向が示されています(Q2)。建物は、引き続き使われる見込みです。
2026年7月17日の市との意見交換会では、「読書テラス案は確定した方針ではなく、蔵書数・司書配置は、検討の余地がある」ことを市に確認いただきました(説明会・意見交換会情報)。
また、両図書館は「阿南市立図書館条例」で図書館として定められています。図書館でなくするには条例を変えなければならず、それには市議会の議決が必要です。
Q2. 「読書テラス」とは何ですか?
中央図書館ができた後の羽ノ浦・那賀川両図書館の姿として、市が示している新しい呼び名です。
構想では、両図書館を、それぞれ「羽ノ浦読書テラス」「那賀川読書テラス」にする方向で進められています。名前から「図書館」がなくなります。
読書テラスには「読書テラスカウンター」を置き、司書を配置して、貸出・返却・予約ができるようにする、と市は説明しています(令和8年3月の市議会での答弁)。
今の両図書館は、それぞれの館が本を集め、棚を整えて貸し出す「図書館」です。読書テラスで借りられるのは、主に中央図書館の本になる計画です(Q3)。
なお、同じ「読書テラス」という名前は、科学センターや公民館につくられる本のコーナーにも使われています。こちらは、その場で本を読むための場所です。名前は同じでも中身は違うので、どちらの話なのかに気をつける必要があります。
Q3. 読書テラスになったら、本は借りられますか?
中央図書館の本は借りられる計画です。今の羽ノ浦・那賀川両図書館の本がどれだけ残るかは、まだ明らかにされていません。
構想(18頁)では、中央図書館の本を3,000〜5,000冊、テーマごとに並べ、カウンターで借りたり返したりできるとされています。予約した本の受け取りもできます。
一方、構想(3頁)では、中央図書館の棚をうめるために、両図書館からそれぞれ5〜10万冊を中央図書館へ移すとされています。いま両図書館の棚に並んでいる本のうち、どれだけが「借りられる本」として残るのかは、示されていません。
Q4. 司書さんはいてくれますか?
司書は配置される計画ですが、職員の数は大きく減る計画です。
構想(23頁)では、職員は那賀川が15名から司書を含む4名に、羽ノ浦が7名から司書を含む3名になるとされています。司書の配置については、先の意見交換会で「検討の余地がある」ことを確認いただいています。
Q5. いつから変わるのですか?
阿南中央図書館(仮称)は、旧市民会館の跡地(JR阿南駅の近く)に建てられ、令和12年度中の開館をめざしています。羽ノ浦・那賀川両図書館が変わるのは、その後の予定です。具体的な時期は、まだ示されていません。
Q6. なぜ、羽ノ浦・那賀川両図書館を変える話が出ているのですか?
中央図書館を建てる費用(約40億円)には、国の補助金と、国の支援がある有利な借入れ(地方債)を使う計画です。
このうち地方債には、「統合前の施設」を、新しい施設が使われ始めてから5年以内(立地適正化計画に基づく場合は10年以内)に廃止する、という要件があります。両図書館がこの「統合前の施設」に入ると、図書館として残すことがむずかしくなります。
守る会は、「統合前の施設」を、すでに役目を終えた阿南図書館(解体済み)と旧市民会館の2つに限っても、要件の一つである「延床面積(建物の床の広さの合計)が減ること」は満たせると考えています。構想(27頁)でも、減る面積の計算に出てくるのはこの2つだけです。
| 阿南図書館 | 1,549㎡ |
| 旧市民会館 | 4,320㎡ |
| 合計 | 5,869㎡ |
| 阿南中央図書館(仮称) | 3,500㎡(想定) |
市が地方債を申し込むのはこれからです。羽ノ浦・那賀川両図書館を「統合前の施設」から外していただけるよう、市に提案し、話し合いを続けています。
Q7. 守る会は、新しい図書館に反対しているのですか?
反対していません。
駅の近くに新しい中央図書館ができるのは、うれしいことです。私たちが願っているのは、中央図書館ができた後も、羽ノ浦図書館・那賀川図書館が、司書がいて、本を集め、棚を整え、貸し出す「図書館」として残ることです。新しい図書館と両図書館は、両立できると考えています。
Q8. 私にできることはありますか?
まずは、知っていただくことです。このホームページやSNSで、市の資料や市議会のようすをお伝えしています。ご家族やご近所で話題にしていただくだけでも、大きな力になります。
ご意見やご質問は、お問い合わせからお寄せください。
📄 もとにした資料:「図書のまち阿南」構想(阿南市・2026年3月)/そのほかの市の資料は阿南中央図書館関連資料にまとめています。