新図書館の建設と既存2館の問題
阿南市では、老朽化した阿南図書館を取り壊し、令和12年度(2030年度)の開館を目指して「阿南中央図書館(仮称)」の建設が始まります。私たちはこの新図書館の整備を歓迎しています。
しかし問題があります。この建設事業費40億円に対し、阿南市が活用しようとしている地方債(公共施設等適正管理推進事業債)には、重大な要件が定められています。「統合前の施設を、新施設の供用開始から5年以内に廃止すること」——市は、この要件の対象となる統合前の施設として、羽ノ浦図書館と那賀川図書館の両館を申請対象に含めていると考えられます。
「読書テラス」では図書館ではない
市は両館を「読書テラス」として存続させると説明しています。しかし「読書テラス」は、図書館法に基づく図書館ではありません。司書や蔵書が大幅に削減されることで、地域住民が気軽に相談できる専門的な支援が著しく制限され、図書館が本来担うべき役割そのものが大きく損なわれます。名前だけ残して実質的に廃止することは、地域の文化・教育インフラを失うことと同じです。
制度上、廃止は必須ではない
私たちは制度を詳しく調べました。地方債の廃止要件は「統合前施設」にのみ適用され、その範囲は申請者である阿南市が設計する選択です。すでに廃止済みの旧阿南図書館・市民会館のみを対象とすることも制度上可能であり、「廃止しなければならない」という説明は制度の必然ではなく、市の選択によるものです。
私たちが求めること
守る会は市と対立することを目的とした団体ではありません。阿南市が国との交渉をより有利に進めながら、地域の図書館を守る方法を、市とともに考えたいと思っています。
- 羽ノ浦図書館・那賀川図書館を、図書館法に基づく「図書館」として存続させること
- 司書の配置を維持すること
- 蔵書を大幅に削減しないこと
- 補助申請のスコープから両館を外すことを検討すること

署名提出(中間報告)

署名提出(最終報告)