図書館は単なる「本を借りる場所」ではありません。地域の人々が無料で知識・情報にアクセスできる、民主主義社会の基盤となる公共インフラです。
司書という専門家の存在
図書館に司書がいることで、利用者は単に本を探すだけでなく、調べ物の相談、資料の収集、読書の案内など、幅広いサポートを受けることができます。特に子どもたちにとって、司書との出会いが読書の習慣や学びへの興味を育てることは、多くの研究で示されています。
地域に根ざした図書館の役割
羽ノ浦図書館・那賀川図書館は、それぞれの地域コミュニティの中心的な存在です。車を持たない高齢者、子ども連れの親、放課後の子どもたちにとって、徒歩や自転車で通える地域の図書館は欠かせない存在です。阿南中央図書館(仮称)が開館しても、遠方の施設にはなかなか足を運べない市民が多くいます。
おはなし会・読み聞かせ活動
こすもすおはなし会をはじめとする読み聞かせボランティアが、両館で長年にわたり活動を続けています。こうした地域に根ざした文化活動の場が失われることは、子どもたちの読書環境に深刻な影響を与えます。
図書館法が定める図書館の使命
図書館法第3条は、図書館が果たすべきサービスとして以下を定めています。
- 図書・記録等の収集・整理・保存と一般公衆への提供
- 読書案内・情報提供
- 他の図書館との連絡・協力
- 学校・社会教育施設等との連携
「読書テラス」ではこれらの機能が果たせません。名称を変えても、図書館としての機能を失えば、それは図書館の廃止にほかなりません。

羽ノ浦図書館おはなし会

那賀川図書館おはなし会